診断基準、特徴

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診断基準、特徴

『ICD-10』(『国際疾病分類 第10版』)では以下から五項目以上が認められればNPD(自己愛性パーソナリティ障害)である可能性が高いという基準になっている。 1、誇大な自尊心をもっていること。すなわち業績や才能を実際よりも過大視し、相応の実績がないのに自分が優れていると認められているはずだと思う。 2、際限のない成功・能力・才気・美貌、あるいは理想の恋愛について非現実的な考えにふけること。 3、自分は「特別」で比類がなく、他の特別な、あるいは地位の高い人々(または組織)だけが自分を理解でき、それらの人たちと付き合うべきだと信じている。 4、称賛(賞賛)を必要以上に要求する。 5、権利意識が強い。ありえないのに自分に好都合な特別待遇を期待したり、または自分の要望がそのまま受け入れられることを期待する。 6、自分の目的を達成するために他人を利用する。 7、共感性(共感能力)の欠如。他人の感情や要求に気づいたり理解したりしようとしない。 8、よく他人を妬む。あるいは他人が自分を妬んでいると思い込む。 9、横柄で傲慢なふるまいや態度。 【出典『ICD-10』(『国際疾病分類 第10版』)】
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