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主な登場人物紹介
【登場人物】
①ザイラス(サラマンダー)・レーゼンヴァルト
ギャレドリア帝国の皇位継承についての承認権を持つ5大選帝侯の一人。
若干18歳の時に隣国との戦争で目覚ましい戦果を挙げる。
その褒賞として、当時、後継者を残さぬまま急逝し、空位となっていた選帝侯の地位を引き継ぐ。
戦地においてはその峻烈で徹底した戦法により敵を殲滅し、時には草木一本残さぬまで焼き尽くすことから、かつての敵国民からの憎悪を一身に集めている。
浅黒い肌に黒髪、黒い目の大男で、全身黒づくめの軍装を纏い、黒鹿毛の愛馬トリスタンに跨る姿も相まって、「帝国の黒豹」「漆黒の死神将軍」などと評される。
財産や出世には興味がなく、従者ニコロと二頭の猟犬(マックスとジル)のみを従え、ほぼ毎日領地を見回って日々を過ごしている。
猫好きでもある。
旗印は白地に真紅の縁取りと金の房飾り、黒と金で描かれたサラマンダーと剣の紋章。
②オーレリア・フォルツァ・ヴェルネッケン
ヴェルノー王国の王女にして、王位継承権第一位。
9年前、内乱に巻き込まれて国を追われ、辺境の修道院で身を潜めて育つ。
表向きは戦火の中で死亡したとされており、ヴェルノー王国の正史からは抹消されている。
正当な王位を証明するために必要な御璽の隠し場所を知っている唯一の人物。
女性ながら剣の達人。
ヴェルネッケン王家特有のストロベリーブロンドと琥珀色の瞳を持つ。
③フレデリック・フォルツァ・ヴェルネッケン
先王の弟で、現ヴェルノー王国摂政。
オーレリアの叔父に当たる。
9年前、暴動により先王夫妻が殺害されたことから、王位が空位のまま摂政の地位につき、実権を握っている。
残忍で疑り深い人物であり、オーレリアの行方を血眼になって探している。
④イザベッラ・シュトルハイム・ヴェルネッケン
フレデリックの妻。
夫の所業に心を痛めている。
⑤ニコロ
ザイラスの従者。忠義心に厚くザイラスに忠誠を誓っている。
お調子者でおっちょこちょいだが、剣の腕は一流。
騎士になることを夢見ている。
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