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大きなトゲの華
私に心に、大きなトゲの華が咲いている。
私は、必死にそのトゲをもぎ取ろうとする。
だけど、トゲの華は成長するばかり。
優しい冬の季節に、戻りたい。
白くて、柔らかい雪を、抱きしめたい。
私は、また必死にもがく。
すると、一人の少年がやって来て、
魔法に言葉を、なげかけた。
トゲの華は、消え去り、
辺りに、白い華が咲いた。
「あなたは誰?」少年は、答えない。
「私、元に戻れたの?」
少年は、頷き、消えていった。
「待って!!!」 でも、もう遅い。
大きなトゲの華が、消えた変わりに、
私の心には、大きな穴がぽっかり空いた。
あの少年に、会いたい.....................。
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