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悪魔祓いが終わり、朝陽は丈司を背負って教会を出た。
警察官と話していた恵理は、二人に駆け寄ってきた。
「二人とも、無事なのね?」
「あぁ」
朝陽は後ろを振り返った。二人を紹介しようと思ったのだ。
「朝陽さん、そこに誰かいるの?」
「え? 後ろにいるじゃないか」
「いないわよ?」
そのとき丈司がウーンと言って目を覚ました。
「丈司! 目を覚ましたのか」
「か、体中が痛い」
「大丈夫!? 救急車、呼んであるわ!」
さぁ、というと恵理は丈司を救急隊員へ引き渡しに行ってしまった。
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