CHAPTER Ⅴ 別れ

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 悪魔祓いが終わり、朝陽は丈司を背負って教会を出た。 警察官と話していた恵理は、二人に駆け寄ってきた。 「二人とも、無事なのね?」 「あぁ」  朝陽は後ろを振り返った。二人を紹介しようと思ったのだ。 「朝陽さん、そこに誰かいるの?」 「え? 後ろにじゃないか」 「わよ?」 そのとき丈司がウーンと言って目を覚ました。 「丈司! 目を覚ましたのか」 「か、体中が痛い」 「大丈夫!? 救急車、呼んであるわ!」 さぁ、というと恵理は丈司を救急隊員へ引き渡しに行ってしまった。
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