多くの作品に当てはまるアドバイス

1/1
前へ
/13ページ
次へ

多くの作品に当てはまるアドバイス

 このレビュー集、アドバイス希望の方にはアドバイスを書いています。トピックから作品を募集をしていますが、中々全部の作品には目を通せません。もちろん、トピック以外の作品も読みます。しかし、「この作品、設定は面白いのに勿体無い」と思うことがあります。そんな多くの作品に当てはまる過ちを列挙します。 ・話が自分語りや世界観の説明から始まる。  これは絶対に避けるべきです。読者は早く本編に入って欲しいのです。この自分語り問題は特にファンタジーに多く見られます。会話などで自然に情報を与えましょう。ミステリーでいうところの「冒頭に死体を転がせ」のように衝撃的な出だしを読者は求めるのです。 ・一ページ目から情報量が多い。  これもファンタジーに多いです。ファンタジーというジャンルは独自の単語がつきもの。それを一ページ目から始めると読者が離れる可能性が大きいです。これはあらすじにも言えます。あらすじは短く端的に内容をまとめましょう。 ・一文が長い。  人間が読んで内容を理解できる文字数は30〜40文字程度です。長文ではなく、短文で分かりやすく書きましょう。これはweb小説ならではです。 ・視点が移り変わる。  たまに見かけます。視点の移動をうまくできるのはプロ級の筆力を持つ人だけです。読者が混乱するので避けましょう。時間軸も同じです。 ・文末が単調。  分かりやすいので説明省略。  ここまでの過ちを直そうとすると作品の大幅な改稿が必要です。修正する時間が無駄なので、次作に活かしましょう。次からはすぐに実践できるものです。 ・行間がない。  これは非常にもったいない。一ページ目を見てみたら、画面が文字で真っ黒だった、そういう経験はありませんか? これは読者に対する配慮がなく、即ブラウザバックです。思い当たる人はすぐに直しましょう。二行程度が良いと思います。 ・文の冒頭が一文字空いていない。  これをしないと、どこが一つの区切りか分かりません。段落の冒頭は一文字空けましょう。行間がない問題と一緒に発生するケースが多いです。  以上、多くの作品に見られる事象でした。偉そうに書いていますが、私自身至らない点が多いです。みなさん、一緒にレベルアップしましょう。
/13ページ

最初のコメントを投稿しよう!

12人が本棚に入れています
本棚に追加