最悪な夜

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「うっ、外して。いやです、胸いや……っ」  ただ胸を摘まれているだけとはいえ、これで何も感じないわけがない。  心底嫌なはずなのに、どうして反応してしまうのか自分でも分からなかった。 「ああ、本当にこんなのでいいんですね」 「っも……ちがう。見ないで、やだ、取って……」  しばらくすると胸への刺激によって、ユノの陰核がぷっくりと膨れてしまう。  ヤンは最初からそうするつもりだったのだろう。摘みやすくなった陰核にも同様に道具が付けられ、あまりにも間抜けな自分の姿に、ユノの瞳に涙が浮かんだ。 「うっ、ひぅ……んっ……」  これは一体どういう罰なのだろうか。  身動きの取れない状態で卑猥な道具を使われて、同じ人間として扱われているとは到底思えなかった。  悪い夢なら早く覚めて欲しい。 「あ、っひ……!」  ユノが声を上げても、ヤンの方はただ軽蔑するような視線をユノに向けるだけだ。  ヤンの視線も気になるけれど、正直ユノはそれどころではない。  道具の中に、おそらく何か仕込まれているのだろう。びりびりと軽度の電流のようなものがそこを通り、ユノの手の平に汗が滲んだ。  痛くはない、けれど、確かな刺激がピンポイントでユノを襲う。  滲んだ視界で、目の前の男がぼやけて見える。  びりびりとした刺激が触れるのは、ユノの陰核と乳首だ。こんなの、何も感じずにいられるわけがない。 「っいや、いやぁっ、や、んんっ……くっ、うぅっ、んぁ」  固定されているせいで、どれだけ腰を引いても気持ち良いのが逃がせない。  陰核にもう一つ。すでについている道具を上から挟むようにして、追加の刺激がユノの弱点に触れた。 「ひあっ! あ、や、そこに付けるのだめっ、あ、むりっ、むりです。我慢できない……っひぅ!」  何かが出そうな感覚に襲われて、ユノのひざがガクガクと震える。
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