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弱いところばっかり連続で弄られて、ずっと我慢するなんて無理だ。
ただでさえシオンに散々触られて、簡単に快楽を拾うようになってしまった場所なのに。
――と、そんなことを考えて、一瞬でもシオンのことを思い出してしまったことがユノに追い討ちをかける。
舐められて、摘まれるところを思い出してしまった。シオンの姿が脳裏に浮かんで、いつもの感覚まで思い出してしまう。
ああ、もう駄目だ。くる。きてしまう。
「やだやだやだっ、やだっ、とめて! 取ってください!」
「いやいや言うのは癖ですか?」
「ちが、ちがいます、だめっ、う……いくっ、や、これいっちゃうぅ……」
足先をギュッと丸めた瞬間、耐えきれない欲が漏れだし、ユノの太腿を伝って床を濡らす。
いつもなら、ユノが一度達した瞬間にシオンは一度手を止めてくれる。
しかし、今ユノを襲っているのは意思を持たない道具なのだ。
ユノの反応を見て力を緩めてくれることなんてあるはずもなく、達したばかりで敏感になっている芽に、変わらず同じだけの刺激を与え続ける。
「うっ、ううぅっ、うぁ、ああっ……ひぐっ」
シオンに弄られている時とは全然違う感覚だ。
それでも、ここですぐに達するようにユノは開発されていて、次の波がまたすぐにきてしまう。
何度も教えられて、身体が覚えているのだ。
ここで快楽を拾うと気持ちが良くて、簡単に達してしまう。
「っひ、ぁ……ぃく、またいく、いっ、んぁ、あぁぁ……」
達したばかりはただでさえイキやすいのに、びりびりとした刺激は弱くもならないし、手加減もしてくれない。
陰核から刺激を拾い、軽い絶頂が何度も続く。
「あ、っあ、ひくっ……もうだめ、やだ、っんぁ、うっ……これやだ、いく、いくのっ、もう外してぇ……」
「はぁ。これだけで善がるのですから、毎晩のように連れ込まないと足りないでしょうね。随分と頻繁に呼んでいたのでは?」
「もっ……ちがうっ、あぁっ、ぅあ、違います……、ひぅっ、ん……ほんと、私は、ッハ、うあっ、部外者を入れたりとか、アッ、んぁ……してな、っです」
「部外者でしょう。皇宮に出入りを許可されている者の中に、あんな白髪の男などいないのだから」
「あっ、やだっ……ひ、っう」
「お前がここに住んでいること自体が分不相応なことなのに、それすら忘れて好き勝手するからこういう目に遭うんですよ」
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