指輪

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イケメンの後ろからまた イケメンが出て来て。 「オイ、見つかったか?」 「うん、この子が見つけてくれたみたい」 「気をつけろよそれ大事な指輪なんだから」 「わかってるよ」 茶髪のイケメンと黒髪のイケメン。 二人共イケメンすぎて店内の注目を 集めてしまう。 「君、ありがとう何かお礼がしたいんだけど」 「いいですいいです大した事して無いので」 ポケットや胸ポケットを探して財布取り出して開く「あれ?嗚呼、あったあった」 目の前に出されたファストフード店の無料チケット「ごめん今、コレしかなくて」 「大丈夫です。本当にお気遣いなく」 「こんなのじゃ全然お礼にならないな」 ファストフードてんの無料食券を眺めて目をすぼめる黒髪イケメン。 「でも今、コレしか無いからごめん。それと本当にありがとう」 無理矢理押し付けられたタダ券の内容は、バーガーセットの券が5枚綴られていて指輪一つのお礼にしては、貰い過ぎなんじゃ無いかとその時は思った。
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