大切な指輪

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大切な指輪

そんな会話をしていたら高級そうなホテルの地下駐車場に入り案内された。 何故か良く分からないがホテルビュッフェへと連れて来られ。 「やっぱり、最低でもコレくらいのお礼はしないとって思って」 「だ、大事な指輪だったんですね?」 「それはもうとても大事な指輪なんです」 「そうなんですか」 美乃里ちゃんがいち早く私と自分のスィーツと飲み物を持ってテーブルに置き無遠慮にズケズケと質問した。 「婚約指輪とかですか?」 「いやいや違うよって君は?」 「ああ、 えっと私は、美乃里でコッチが紗弥」 「ああ、ごめんね僕は、彼方でアッチは徹」 「俺も取ってくるわ、コーヒーでいいよな」 「ああ、うん頼む。」 「それじゃ 彼女さんとのペアリングとかですか?」 「それも違うんだそもそも彼女はいない、あまり大きな声で言えないんだけど……。」 彼方さんの顔が近づいて来て小声で 「もっと大切な指輪で」 ちっ近いそれに何か良い香り 「そ!!そうなんですか」 「そうなんだ」
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