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突然の刺激に「うっ……」と小さく呻くアキくん。私は気持ち良いポイントを探るように、先端を舌でつついたり、手で刺激を与えたりと繰り返した。
その行為に夢中になっていると、アキくんは「もう無理、我慢できない」と突然起き上がる。
「アキくん、イッて良いんだよ?」
「いや、麗の中でイきたい」
そう言うと私の視界はくるりと回り、天井が見える状態で。アキくんは急いでゴムをつけて、ぐぐっと私の中に入ってきた。
突然、蜜壺が圧迫されて「んんッ!」と喘ぎ声が漏れ出てしまう。
アキくんを仰ぎ見ると、その顔は余裕がなくて、でも溢れ出る色気は艶かしくて……私は再び情欲を煽られた。
(二人の間にある、見えない壁を壊したい)
私はぐいっとアキくんの首をこちらに引き寄せ、吸い付くようにキスをする。
一瞬驚いた様子のアキくんも、すぐに口を割って舌を絡め取り、そして腰を何度も打ちつけていった。
お互いを求め合うような、欲をぶつけるような激しい行為。それは、今まで私が経験したことのないものだ。
ギシッギシッとベッドの軋む音が聞こえる中、アキくんがポツリと呟いた。
「もう、イキそう」
「んっ 私も」
アキくんの屹立がさらに大きくなった時、私の最奥で動きを止める。そしてドクドクと熱を吐き出した。
「麗、大丈夫? 痛くない?」
「痛くない、気持ち良かった……ありがとう、アキくん」
それを聞いたアキくんはふわっと微笑み、優しくキスを落としてから、力を失った肉棒を抜いていった。
その後、アキくんは水を取りに行き、私の体を起こしてから口移しで水を飲ませようとする。「ん」と促されてしまえば、私は彼に促されるままで。
ゴクリと飲み込むと、再び貪るようなキスが始まって驚いた。
「ん! んんっ……んーーーっ!」
「どうした? そんなに唸って」
「ぷはっ だ、だって! また始まったから……」
「嫌だった? でも、そんなトロンとした目で言われても説得力無さすぎ」
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