山を選んだばっかりに
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「……え?」 次の瞬間、私は彼の腕の中に閉じ込められていた。 「顔、真っ赤」 「え、あ」 腕の中でもぞもぞと動いて、自分のほっぺたを触ってみた。 熱い。 誰のせいだと思って……っていうか何なのこれはっ。 ふーって長く息を吐いて、よしよしするみたいに髪を撫でてくれて、意味わかんない……。
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