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森楓。
一番上にその名があることを確認した時、私の心は踊った。
直後、湶律という名がすぐ下にあることに気付き、気分は急降下する。
「また一点差?」
律だ。
勉強はできる。
チャラいのに……。
「勉強も、だ。おい、この神の愛し子に対して負け犬の遠吠えだとか考えるなよ。」
くだらない。
「くだらないとかもな。」
何この人?
「俺は超人。お前は人外の地球外生命体。」
凄い……のだろうか?
私が一言も発してないのに、会話が成立している。
「次は勝つ。今回は俺のテスト対策の怠慢が原因だっただけだ。」
ここ最近、私に対するおちょくりの激しくなった彼の後ろ姿を。
私は、ずっと睨んでいた―――。
猛勉強中も、同墓に入っても、ずっと―――。
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