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私と本ときどき持病
あれは、小学1年生のときでした。衝撃的な本に出会ったのは。『ハリー・ポッター』シリーズ。私の人生の方向性を決定した、運命の本。
ハリー・ポッターは1巻が出版されると、大人気となりました。もちろん、私も同じです。クラスの本棚にあるハリー・ポッターを貪るように読みました。
そして、2年生のころだったと思います。初めて親に買ってもらった本。それは『ハリー・ポッターと秘密の部屋』。今も大事にしています。スピンはボロボロです。
当時、ハリー・ポッターは図書室にたくさんありましたから、自分のものだと区別がつくよう、母が名前を書きました。こうして、私の特別な1冊が出来上がりました。もし、私が死んだら、棺に入れて欲しい物です。
それからでした。中学3年生になるまで、ほぼ毎日ハリー・ポッターを持参しては読書に没頭しました。今考えると滑稽です。図書室にあるのですから。それに分厚く、重い。しかし、それも今となってはいい思い出です。
こうして、私は本の虫となりました。そして私は思いました。「いつか、小説を書いてみたい」と。
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