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家の前まで来て、私は花壇をぼんやり眺めた。
母が丁寧に育てているひまわりはまだまだ元気よく咲いている。
太陽に向かって咲くというひまわり。私もそんな風に前向きに生きていきたい。小説家になるのが夢だけど、それが叶うか分からない。だからといって、この夢をあきらめたくもない。だって小説を書くことこそが、私の世界を表現する唯一無二の方法だから。
夢を持ち続けて、そしていつの日か叶える。そのためにも、私は自分にできることをしよう。
「とりあえず、漢字の暗記……少しは頑張ってみようかな」
私は「ただいま!」と元気よく玄関を開けた。
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