『事故と自己と事後』

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『事故によって番にされて、番を解消したΩ』として僕は成長した。  事実は両親と長兄のリュートしか知らない。  男に近づいたり、触られることを受付けなくなった男のΩは嫁ぐ事は困難だ。他国との婚姻は破棄した。事故に遭ったからと。  家族も周りも僕を大切に扱ってくれた。  大切にされればされる程、僕は孤独になっていった。
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