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『ありがとう。じゃあ、細々としたことは明日以降に、圭太も交えて話すとしようか。その前に、確認しておきたいんだが』
「何です?」
『この話を出せば、圭太は君の家に行って住むと言い出すに決まっている。それについては、君はどう思う?』
「あー……確かに」
喜び勇んで、おじさんたちが発つ前から同居を始める姿が思い浮かぶ。元は三人家族だったから部屋はあるんだが、そういう問題じゃない。好きな子と同居するという、幸せのメーターが振り切れる状況に、俺がどう対応していくかということだ。簡単に言うと、自制できるのか。おじさんの質問は、そこまでの話じゃないはずだけど。
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