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何かの足音、、?
「はぁはぁはぁ」
疲れた。集合場所は私の家から程遠い。しかも、長い坂道がある。
体力の無い私にはとてもしんどい事だ。
ザッザッザッ(私が歩く音)
「はぁはぁ。」
ん?なんだ?
ザッザッザッ
私が歩いている音と重なって、何か私とは違う足音する?
ザッザッザッ
私が歩けば、その謎の足音も重なって足音がする。
私が止まれば、足音も止む。
なんなんだ、、?
はぁはぁ。後ろを振り返ってみようか。
ゾワッ。
え?なんだ?後ろを振り返ってはいけない気がする。
グッ。私は怖いのを、我慢して。集合場所まで向かった。
─5分後
もちろん5分経っても足音は消えなかった。だけど、やっと集合場所についた。
「美縁〜」
「紗千!早いね」
「そうでしょ?楽しみだったんだ〜」
うれしい。
「さ、家に行こ!」
「うん!」
ザッザッザッ(私たちが歩く音)
ザッザッザッ(謎の足音)
「ねぇ紗千?私たちの足音以外に変なの足音聞こえない?」
「え、、そ、そうかな?」
紗千はためらったような返事だった。
私は聞き返さなかった。
─10分後
「ふぅ。やっと着いたね。」
「10分しか経ってないけど、長くかんじたね。」
「そうだね。」
そう言って私たちは紗千の家に入った。
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