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それからまもなくして、洋介から復縁したいと連絡が来るようになり、会社や家の前で待ち伏せされるようになった。 大森課長に相談したら『オレのとこ一部屋空いているから一緒に住むか?そのほうがオレも安心だから』と言われて一緒に住むことになった。 一緒に住むにあたって課長が実家に挨拶に行きたいと言うので、片道車で2時間かけて実家に行くことになった。 『大森直樹と言います。亜紗美さんのことは仕事も丁寧で毎日笑顔に癒されてます。入社したときから好きだったので大事にします。一緒に住むことを許してください』とのストレートな言葉に両親もすっかり課長を気に入ったみたい。 『洋介くんはヘラヘラして挨拶もちゃんとできない子で心配だったけど、ちゃんとした人じゃない。次来る時は結婚の挨拶でもいいわよ』と母に言われた。
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