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「やるぞー。」
『仕方ないー。』
この先は、奥方面にも開けてるらしいから、少しでもそっちに抜けるようにするイメージで、ぽーんと。
耳が良いから……逆に、あんまり良くにゃいんだけど、奥へと抜けてるのか“音”でも確認。
まだ“少し弱め”だからこそ、出来る確認。
「連続でするみたい、でぇす。」
『承知しました。』
先生はかばってるし、胡桃パワーが働いてくれてる気もするけど……どうしても、最低限の反動は避けられにゃいかにゃ。
胡桃の置土産も、どのくらいのバリアで展開すればいいのか、ちょっと計算中みたいにゃ感じ?
『むしろ、ある程度の“一定間隔”の方が、分かりやすいかなぁ……こっちとしても、構えられるし。』
「あんまり、数秒ずつ衝撃が来るのは……壊れない身体ですけど、心臓に悪いようなー……」
りにゃと合流すれば、やめる。
さぁ、蟻……嫌にゃらば、りにゃをここまで運ぶのだー。
とは思いつつ、5秒間隔くらいで追加ポーション。
「……結構、奥にの方にも、抜けてるようにゃ音は、してるかにゃ。」
「コインの音もしてませんかー?」
してる。
本当は、一掃したいところにゃんだけどにゃあ……仮に保管庫だとすれば、コインと“見えにゃい相手”と、それらが収集したものが、混在することににゃって、ややこしいから。
『っ……奥の空間は、どこか外との出入り口はないんだろうか……』
『成る程、そちらにも外への出入り口があるのでしたら、抜けている可能性はありますからねぇ。』
かにゃでは平気そうだけど、わりと衝撃波が伝わってるみたいだにゃ。
『その先、ただの部屋なの!?』
「ここ以外のぉ、他へと続く通路のようなものはあってもおかしくないとは思いますけどぉ……」
ん……蟻の巣だから、画像検索の図解とかで出るようにゃ、行き止まりの部屋の可能性もあるけど……。
「ここが、ただの行き止まりだとすれば、これだけ“遠く”する必要性がにゃさそう。」
『隠しダンジョン同士を繋げてる可能性は、よくよく考えたら確定とは言い切れないだろうけど……可能性は、あると思うんだけどねぇ……』
……通話先が、げんにゃりしてる。
ちょっと更に弱めのポーションにしてみるか……。
りにゃももうすぐだから、そろそろ終わりだし……それこそ、音のにゃがれ(流れ)の確認を兼ねて。
「いいんちょさん、もうすぐですからー……」
とりあえず、ここで最後の一発としようか。
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