94:蟻の“倉庫”もどき。

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すっかりタイトル詐欺だけど、仕方にゃい。 『やっと、衝撃の波から解放されるよー。』 すまん。 「急いでコインをー……」 それもあるのか……じゃあ、さっさと最後のを、投入。 ……音は、うーん……。 『西町さん、お耳が特徴的な動きをされていましたが……』 ピクピクしてたとは思うけど。 「んー、音の抜け方で、にゃんとか確認しようとしたんだけど……思ってるよりも、広い空間かも。」 『隠しダンジョンだとしてもおかしいし、蟻の手掘りだとしても広そうだねぇ……』 『合作ー?』 その可能性が、一番だろうにゃ。 『かなり貯め込んでいるのでしょうか……』 「そんなにあるかなぁ……もしかしたらぁ、他の繋げた場所にあったものとかもぉ、ひとまとめにしてるとかー……」 「そこまでするんですー?」 『“魔力”に無条件に反応するなら、考えられるとは思う。』 それは、私も同意。 ただ……かにゃらずしも、全部が魔力が含まれるアイテムとも限らにゃいだろうけど……隠しダンジョンだし、校長がにゃに(何)を、どう言う改悪してることやら。 『でしたら、それ相応の広さを確保するため、拡張した……と言うことになるでしょうか。』 「アリが多そうなのは、納得かもです……」 ここで、りにゃがほぼ到着。 「りにゃと合流した……と言うか、きっちり運ばれてきた。」 コインは……とりあえず、普通に通りそう。 元にゃかま(仲間)の果ての姿にゃんだけど、遠慮にゃく通るのか。 「やっぱりぃ、遠慮なく突入しそうですねー……」 『が、がんばれー。』 仁淀たちも、あとで実感するんだからにゃー? ……まぁ、ここでぶっ倒す以外に、りにゃが解放される道は……入るしかにゃさそうにゃので、同行開始。 「明らかにゃ“歪み”は、排除させてもらうからにゃ……場合によって、コインとか降ってくるかも。」 「はいですー。」 『まだ、歪んで見えるところがあるような程度には、いらっしゃるのですねぇ……』 本当に、この先は最大級の部屋とかにゃのかも。 『女王蟻とか居るのかな……それを倒せたら、統制とか取れなくなるだろうから、今よりは好き勝手……楽にはなりそうだけど。』 『しっかり、好き勝手って言った。』 「蟻モンスターだとして話しますけどー……こちらでは“リアル”と異なりぃ、集団行動をしていることが少ないモンスターなのでー……」 そう言われると、場合によっては居るけど……多くにゃいかも?
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