妹に捨てられた私は、偽荷運び人に拾われました〜薬草を絞って調合し続けたら溺愛ルートに突入〜

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「アルバート様ぁ、いらっしゃいませぇ〜」 「おおキャサリン、今日も美しいな」 「フフフ、もぉ~他の女の子にも言ってるんでしょぉ?」 「まさか、キャサリンにしか言わないよ。真に美しいのはキャサリンだけだからね。ところで、ポーションはあるかな?」 「うんあるよ~。たくさん買ってほしいな〜」 「それじゃあ、あるだけ買おう。その代わりといってはなんだが、この後お茶でもどうかな?」 「ンフフ、また〜?」 「君を見つめながら飲むお茶の味が、忘れられなくてね」 「もぉ~アルバート様ったらあ」 「ムハハハ」 「ウフフ」 今話しているのは、バーバトン公爵家の当主、アルバート様だ。 たしか2日前にも、まったく同じ会話を聞いた。 3日前は、宮廷魔道士の方からお誘いを受けていたし、昨日は王国筆頭文官の方からお誘いを受けていた。 ほぼ毎日、いろんな方からお誘いを受けて、ほぼ毎日出掛ける彼女は私の妹、キャサリンだ。
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