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『家のリビングに飾ってある家族写真』
『さっきまで見てたから』
『良かったな、無事で』
あの、黒いキャップ帽の男......。
あれが犯人だ!
なんて奴だ、強盗して一人を殺して、飯を食っていたのだ。
俺は息をするのも必死だったが、そのこと警官に話した。
背格好はおぼえていても顔だけが思い出せなかった。
母さん、母さん......。
もう「ただいま」と言っても「おかえり」と、言ってくれない。
俺は父と一緒に泣き崩れた。
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