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俺は狂気のナイフに、自販機で買ったペットボトルの水をかけて
血を洗い流した。
そのうえで流れの早い大きな川へと軍手ごと捨てた。
警官の制服に血が付いてないか確かめる。
そうして離れた場所に置いてあった自転車で交番に戻った。
「巡回より、ただいま戻りました」
今夜の当番の相手である警官に告げる。
「ごくろうさん、何も無かったかい?」
「はい、異常なしです」
母さん、ただいま復讐を果たしてまいりました。
――完――
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