308回目

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308回目

「おか…ゴホッ…」 喉が枯れてきて、声を出すのを止めた もう何回「おかえり」を連呼したのか、分かるはずもない その場にしゃがみこむ もう顔は、涙か鼻水でぐっちゃぐちゃになっているだろう 深い絶望…後悔、 何で最初の時、頑張って「おかえり」と言っちゃったのだろう 普通に考えればそうだ、素手と刃物じゃ雲泥万里、 負けるに決まってる 最初に死んでれば良かった、まだ楽だったのに 「おかえり」を思いつかなければ… …何で、思いついたのだろう? 「ただいま」 クソッ、もう嫌だ 「お…おか…」 苦しい… 「お…かえ…りぃ…」
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