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「このままでいいの？」
「……うん、私のことで迷惑かけたくないから」
過去の人たちも
何があっても守るよと
そんなことくらいで
私のこと離さないって言ってくれた。
でも
いざ、その時が来たら
誰ひとりとして私の傍にいてくれた人はいなくて。
わかってる……
過去の人たちが
悪いのではなくて私が全て悪い……
きっと
その事も相まって
北川さんのことが好きだと自覚しても
彼に気持ちを伝えられなかったのかもしれない……
同じ
過ちを繰り返して
自分が傷つきたくないから
無意識に恋人を作ることを避けていたのかもしれない。
「人ってさ、他人から迷惑かけられると腹立つけど、好きな人のためなら、たとえどんなに迷惑をかけられても耐えられるし、平気よ？」
「……だとしても、私は特殊だから。迷惑とかそういう次元じゃないから……」
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