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並の 容姿な私を たくさんいる 人の中から見つけてもらえた。 もしかしたら 私は一生分の運をこの一度で 使い果たしてしまったのかもしれない。 それでも 後悔なんてない…… こんなにも 素敵な人に 巡り合わせてもらえたんだから これ以上欲を言ったらバチが当たる…… 「俺の方こそ、俺にもう一度やり直すチャンスをくれてありがとう」 どうしよう…… ここが 駐車場だってことを忘れて 嬉しさのあまり 誠一さんに抱きつきそうになってしまった。 「奈央ちゃん」 「ん?」 「……外だけど1分だけ、奈央ちゃんのこと抱きしめてもいい?」 .
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