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同じ
タイミングで
誠一さんも
私と同じことを思っていたんだ……
「……さすがに、ここではマズイよね。時間も時間だし、人も通るし……ごめん、今のは忘れ」
「……1分で足りますか?」
「え?」
「私は……1分では、全然足りないです……」
私、変だ……
普段の私なら
こんなこと絶対に言ったりしない。
でも
私も
同じことを思っていて
触れたいって思っていたのは
私だけではないことが
嬉しくて気づくと考えるよりも先にそう言っていた。
「……すごい殺し文句だな」
「え?あっ」
小さな
声でそう呟いたあと
私の身体を
包み込むように抱きしめてくれた。
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