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少女と死体
2024年8月30日
金曜日15時30分頃
その時の僕は中州中央通りを国体道路方面に向かって歩いていた。
台風10号が福岡を直撃するとかでバイト先の店長に養生テープを至急購入してくるように頼まれてドンキで購入を済ませ戻る途中である。
風速何メートルあるのだろうか、風が徐々に強くなってきたようで、怪しい精力剤が売られている薬局の幟がパタパタと泳いでいて通行を妨げている。
こんな日でもメイドリフレの女の子達は頑張っているようで、風で翻るメイド服のスカートの裾を手で押さえながらサービス券を配っている。
そんな心躍る光景を遠目から見てほのぼのしていると突然容赦無い突風が吹いて彼女達の手からサービス券を引き離し宙を舞わせた。
「あ~あ、はっちゃけたな」
僕は無意識に走り出しメイドリフレのスタッフの中でも特に親しくしている胸姫ちゃんに声をかけた。
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