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081延長
次男の学校はここからだと
かなり遠い
自宅からよりも
1時間は早く出なければならない
もちろん定期券も
自宅からではないので学割は効かない
ただ夏休み中にやっていた
アルバイトは学校が始まっても
週末のみのままで
続けていくとのことだ
その点は次男にとって利点ではある
しかしそれ以外は
不利益しかない
次男は僕を認めてくれては
いるようであるが
父親ではない
3人共そうする未来は
考えていない
簡単に言ってしまえば
他人のオッサンと一緒に暮らすわけだ
しかし
彼女が言うには
次男は了承してくれたと言う
……この時
僕はしっかりと次男本人に
意思を聞いておくべきだった……
今はまだ
彼女も次男も借り住まい
あくまでも"泊まり"程度の荷物しか
持って来ていない
2人は一旦自宅に帰ることにした
……だが
一旦自宅に戻ると
彼女から聞いた日の翌日
僕が仕事から帰宅すると
次男は居なかったが
彼女はまだここに居た
帰ろうと思っていたが
いざ帰ろうとすると面倒で
次男だけが帰ったと言う
僕としては
2人の時間が増える
嬉しいことではあるが……
翌日は僕も休みだった
1日彼女と過ごし
夕方頃
帰らなくていいのか尋ねたが
彼女はまた帰らなかった
翌日
僕が仕事に行っている間に
彼女は帰ったが
帰った彼女から
すぐにLINEが来た
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