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087割合
彼の反応は意外だった
「正直な話どっちも嫌ではある」
「聞きたくない１割」
「知っておきたい９割」
「なかには聞きたくなかった話もある」
「でもまったく知らないよりは」
「ある程度の話をしてくれたほうが」
「安心出来る」
正直
もっと嫌だと思っていた
半々でもおかしくないというぐらいに
彼は私を信じてくれている
こんな仕事をしていても
心は彼の元にあると
そんな彼への気遣いから
私は客への営業電話や
営業LINEなんかは
彼の前では控えていた
でも
彼のその言葉を聞いてからは
客とのLINEの内容を見せたり
彼の前で客に電話することも
あえてやるようにした
ある時
彼と彼の自宅に居た日
本指名の客から電話が鳴った
こういのは
大抵くだらない内容だ
酔って電話
仕事外での食事の誘い
店外での行為の誘い
店外での行為は論外だ
一瞬でブロックして
店にもNGの連絡を入れる
私は彼らの彼氏ではない
ただの風俗嬢
便利なただの性欲の捌け口
思いやりや
優しさなどない
そもそもそんなもの
彼らに求めていない
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