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「まっ、待て…!ゲホッゲホッ…!俺は別に何も被害届け出してないし出す気もない…!」
「現行犯だ」
「何もされてない…頼む黒瀬」
真っ直ぐ見つめればチラと三嶋を見たが、何故今三嶋を見たんだ…?
「俺もお前を無理矢理にでも犯して自分の物にしたい一人だって知ってるか?」
「は…?」
「俺もお前が好きだ。だが…俺にも絶対勝ち目は無さそうだな」
しっかり三嶋に抱きつく俺を見て黒瀬は手錠を外してくれて、海斗は項垂れてしまっている。俺は困惑してしまっていたが、海斗は一応黒瀬に連れていかれてしまった…
「うぅ…他の人の精液がぁぁあ!!」
「うるさい隣に聞こえるだろ!」
慌てて口を塞いでやる。とりあえず消毒セックスをするにしても、壊れた扉のこの家でするわけにもいかず服を着て三嶋の家へ帰った。
三嶋はさっさと寝室へ連れ込んできて布団を敷いて正座をしていて、俺も正座をしてやる。
「僕はどんな人が相手でも貴方を手放しません」
「知ってる」
「僕の陽太さんだと…確かめさせてください」
「気の済むまでどうぞ」
真剣に見つめられ思わず笑ってしまえばムッとされてしまった。だが真っ直ぐ過ぎる所も俺が好きになってしまった所かもしれないな。そう思っていれば肩を掴まれ、顔が近づきゆっくり唇が触れた。
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