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星奈サイド
ある日の帰り道大樹に会った。
『バレンタインのお返しに甘いの食いに行こうぜ』って車で行った先はコーヒー屋さん。
『俺クロノアール食ってみたかっんだよな』とニカッと笑って
大樹は一緒にいたら元気を貰える本当に優しいお兄ちゃん。
直樹は結局あの後後輩と付き合うことになったけど、思ったほどは落ち込んでいない自分がいた。
その後も念願のクロノアールを食べながら楽しい時間を過ごして、帰り家に着いた時に大樹が『窓の方を見て』と言うから窓を向いたら首に星の形のネックレスを付けてくれた。『これもバレンタインのお礼な』って
『オレ来月から香港に転勤になって暫く帰れないと思うから』
『どのくらい?』
『早くて5年…わかんね。だから幸せになれよ』
どうしよう…涙がとまらない。
大樹から抱きしめられて軽くキスをされた。
『大好きだよ。星奈。オレが帰ってくる頃には星奈は恋人がいるかもしれないし結婚しているかもしれないけど笑顔で『おかえり』って言ってくれよ』
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