はじめに と 朝のメール

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はじめに と 朝のメール

 昨年母が亡くなり、ふとした時に母にまつわる色んなことを思い出します。  たとえば、朝のルーティンが終わって一段落した瞬間、母にメールしたいなと思います。  電話じゃなくて、メールです。  というのは、うちの子どもたちはそれぞれちょっと難しいところがあったので 『おはよー。今日は姫は(学校)行った?』 『行ったよー』 『そりゃ良かった。お母さんゆっくり休んで』 心配してメールをくれて、こんなやり取りがあったり 病気で弱ってきてからは特に 『おはよー。今日は◯◯さんとランチ行きます』 『今日は病院行きます』 『父とケンカ中』 などと体調や様子を知らせてくれたり、調子の良い時は 『みかん送りました。明日の◯時〜◯時に届きます』 『干物送ります。何か希望ありますか』 なんてありがたいメールが来たりもしました。  メールといっても途中からはLINEになり、スタンプや写真、最後は録音も使いこなして、コロナ禍の病床で唯一の外部との連絡手段として、頑張って活用していたんだろうなと思います。  そんなやり取りがまだ私自身に朝の習慣として染みついているんでしょうね。  会いたい、話したい、じゃなくメールなのは自分でも不思議ですが(笑)  電話はタイミングや体調を見計らってしないといけませんが、メールやLINEはいつでも大丈夫なので、お互いに一番しっくり来る手段だったのかもしれませんね。
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