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私たちは部屋の中へ移動した。
もう絶対に喧嘩なんかしない。
絶対にたーくんから離れない…!
そう決めた私は、たーくんにピタリとくっついたまま。
拓実「ねぇ、ゆあ?ちょっと離してもらってもいい?」
座ったまま腕にガッチリと絡みついている私にたーくんはそう言った。
結愛「…やだ。」
私はさらに強くたーくんの腕にくっついた。
拓実「俺もずっとゆあにくっついててもらいたいんだけど…、ちょっと取って来たいものがあるんだ。」
結愛「…たーくん、私が離さないと、困る?」
拓実「うーん…。困る…かな?」
結愛「じゃあ、離す…。」
拓実「ありがとう。ちょっと待ってて。」
そう言ってたーくんは何かを取りに行った。
そして、戻ってくると…、
拓実「後ろ向いて?」
なんで後ろ…?
そう思いながらもたーくんに背中を向けると…、私の首元にネックレスがかけられた。
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