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私は急いでたーくんの家へ向かった。
ドアの前に立ち、乱れた呼吸を整えるために深呼吸をした後、インターホンを押した。
ドアが開いて私の姿を確認したたーくんは、すごく驚いた顔をした。
結愛「たーくん、あのね…」
言い終わる前に、たーくんに腕を引っ張られてドアの中へ…。
たーくんは、私を力強く抱きしめた。
結愛「たーくん…?」
ドアが閉まる音が響いた。
たーくんはゆっくりと私を離すと…、
拓実「ゆあ…、ごめん。本当にごめん!」
すごく悲しそうな顔…。
拓実「俺、やだ…!ゆあと別れたくない…!」
私の目には涙が浮かんできた。
私がたーくんにこんな顔をさせちゃってるんだ…。
私はたーくんに思い切り抱きついた。
拓実「うわっ…!」
勢いが強かったせいで、たーくんはそのまま後ろに倒れて尻餅をついた。
拓実「いてて…。」
結愛「たーくん…、たーくん、ごめんなさぃぃぃぃ(泣)(泣)」
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