10.一生大切にするね。

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私たちは部屋の中へ移動した。 もう絶対に喧嘩なんかしない。 絶対にたーくんから離れない…! そう決めた私は、たーくんにピタリとくっついたまま。 拓実「ねぇ、ゆあ?ちょっと離してもらってもいい?」 座ったまま腕にガッチリと絡みついている私にたーくんはそう言った。 結愛「…やだ。」 私はさらに強くたーくんの腕にくっついた。 拓実「俺もずっとゆあにくっついててもらいたいんだけど…、ちょっと取って来たいものがあるんだ。」 結愛「…たーくん、私が離さないと、困る?」 拓実「うーん…。困る…かな?」 結愛「じゃあ、離す…。」 拓実「ありがとう。ちょっと待ってて。」 そう言ってたーくんは何かを取りに行った。 そして、戻ってくると…、 拓実「後ろ向いて?」 なんで後ろ…? そう思いながらもたーくんに背中を向けると…、私の首元にネックレスがかけられた。
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