3.あなたのこと、嫌ってました。

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結愛「顔だけって…、よくそれだけで2年間もずっと引きずってるね!!」 拓実「ほんとそれ(笑)嫌なところがたくさんあるのに、なんか好きで…、忘れられねぇ。」 …切なそうな顔。 そっか…。 嫌いなところがたくさんあるのに忘れられないって、悪いところも含めた上で、それだけ絢香のことが好きってことなのかな。 結愛「…まぁ、良いんじゃない?忘れられなくて。私もたぶん、元彼のこと、一生忘れられないと思うし。そう簡単に忘れられるんなら、好きになんかなってないよ。」 拓実「…だよな! いや〜、誰に話しても、さっさと忘れろとか女々しいとか言われてさ。」 結愛「女々しい…?なんで??絶対そんなことない!」 拓実「おおおー!」 結愛「え、なに?」 拓実「いや、俺さ、望月さんといるとすごく落ち着くんだよな。」 結愛「えっ…?」 拓実「なんか、価値観が合う…っていうか? お前といると嫌なこと忘れられるわ。」 ドキッーー! なにそのセリフ!!! それ、好きな人に言う言葉なんじゃないの!?!? …てか、なんで私、こんなにドキドキしてんのよー!!!(汗)(汗)
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