3.あなたのこと、嫌ってました。

14/16
前へ
/113ページ
次へ
拓実「俺、お前にすごく救われてる。ありがとな。」 結愛「ううん、こちらこそ…。」 やだ…!! なんか顔が赤くなってきちゃった!!(汗) 静まれ…、静まれぇぇ…!!! 拓実「俺たち、もっと前から仲良くなってたら良かったのになぁ。…なんで2年間も関わらなかったんだろ?」 えっ、そこ聞いちゃう? まぁ、話しても良いよね…? 結愛「それは…、もう覚えてないかもだけど、入学式の日の飲み会で、春町くんが私のこと、『うわっ…、キモ…』って言ったから…。ちょっと避けてたところがあったかも。」 春町くんの顔はみるみる青ざめていった。 拓実「あっ…、あれね…(汗)やっぱり聞こえちゃってた…?(汗)(汗)」 結愛「…めちゃくちゃ聞こえてました。」 拓実「ご、ごめん!!あれ、違うんだよ!!!」 結愛「違う…?どういう意味???」 拓実「キモいの『キモ』じゃなくて!!!」 結愛「えっ、じゃあ何のキモ…?」 拓実「焼き鳥の『肝』のこと!!!」 …はあっ!?!?
/113ページ

最初のコメントを投稿しよう!

42人が本棚に入れています
本棚に追加