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結愛「えっ!?マジで!?!?」
拓実「…うん。望月さんと話してるうちに、ちょっと頑張ってみるかって気になってさ。『久しぶり。元気?』って送ってみた。」
結愛「…それで、絢香は何て!?!?」
拓実「それが…、返信きませんでした!既読無視!!」
えっ…。
逆に明るく話す春町くんに、かける言葉がみつからなかった。
拓実「まぁ、これが現実っすよ。現実逃避しまっす!!」
そう言って春町くんはジョッキのビールを一気飲みした。
拓実「…そういや、望月さんは元彼と連絡とってんの?」
結愛「えっ…、私!?」
突然自分の話をフラれて焦ってしまった。
結愛「…ううん。」
別れてから一度も連絡をとっていない。
それどころか、思い出したら胸が苦しくなるからLIMEのトークも瑛人のは非表示にしてしまっている。
拓実「そっか…。よりを戻したいとは思ってんの?」
結愛「…そりゃね。今でも大好きだから。でも、元彼には今、新しい彼女がいるからね(苦笑)」
口に出すと胸がキリキリと痛んだ。
1秒たりとも過去には戻れないという現実を、私はまだまだ受け入れられない。
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