ミカ視点

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「ヒナ…ちゃん…は?」 カナタは周りを見ながらそう言った。 私は見えてないの? 「無事に保護されたわ。」 「良かった…」 カナタの安心した顔を見た瞬間、私は頭に血がのぼった。 この人は、私を見てくれない。 私はそばにあったハサミを手に取ると、 カナタの上に乗り、思い切り突き立てた。 何度も何度も… カナタのもがき苦しむ姿が心地よく感じた。 私は他の医師達にその場で取り押さえられた。
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