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平和
私達は、平和な時を過ごしていた。
トワはどんどん成長していく。
そんな中、何故守られているのかと疑問を持つようになった。
守れる範囲には限度がある。
それにこれから先、自分の身は自分で守ってもらうことになる。
危険性を認識してほしいとも思った。
今どこで何をしているのかはわからない。
また現れるかもしれない。
同じように怖い思いはさせたくない。
私は話すことにした。
「だからか…」
トワは納得してくれた。
脅すわけではないが、トワが小さい頃から
同じ視線を何度も感じてきた話もした。
「大丈夫!私が目を光らせておくから!」
心強い言葉があたたかい。
トワは正義感の強い子に育ってくれた。
私が困っている時は、すぐに助けてくれる。
自慢の娘だ。
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