ミカ視点

4/7
前へ
/44ページ
次へ
私はカナタに抱いてほしいと言った。 カナタはわかったと言い、一緒にホテルに行った。 私はそこに全てをかけた。 カナタの気持ちを私に向けるチャンスだと考えたからだ。 ヒナにはない魅力を見せつけようとした。 だけど、カナタは顔色ひとつ変えることはなかった。 何度も会い、私達は繋がった。 いくら頑張っても私はカナタを手に入れられない… 毎回、虚しさだけが残る。 それでも私は諦めきれなかった。
/44ページ

最初のコメントを投稿しよう!

8人が本棚に入れています
本棚に追加