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やっと家に帰れる状態になった。
1日のはずが、カナタの件があり、3日、4日と引き延ばされていたのだ。
家につくと「ママ〜」トワが走ってきた。
私達は泣きながら抱き合った。
「ママ、怪我はない?
もうあの人は来ない?」
トワは泣きじゃくりながらそう聞いてくる。
「もう大丈夫!
警備の人達をつけなくても良くなったから。」
トワは安堵していた。
半年後
タケルはサトシに父親の連絡先を聞き、今までの資金と会社を全部返した。
サトシの父は私達の思いを知り、はじめはいらないと言ったが受け取ってくれた。
過去から抜け出しての再出発だ。
私達は新たに家を建て、そこに引っ越した。
警備の人達のいない3人だけの新生活がはじまった。
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