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「なっ、亡くなった!?」
「あぁ自殺したそうだ」
「何でそんな話し知ってるの!?」
「俺は知り合い多くてな…」
にっこり笑って返してきた李兎の知り合いがあんまり良さそうな知り合いじゃなさそうな気がして佐藤は苦笑いした。
「なぜ白沢さんの事を俺に尋ねた?」
「な、なんかちょっと気になっちゃって…音庄君なら何か知ってるかなぁって…ほら 噂話とかよく聞いてる生徒会の人とも仲良いし…」
生徒会の人とは禄助達の親友の一人 天野昴の事だ。
苦笑いする佐藤の表情を見て「あぁ」と李兎は納得した。
「佐藤さんは今臨時で女子バスケ部のマネージャーをしてるんだったな。なるほど、そこで白沢さんの噂を耳にして気になったと言うわけか」
「そうなんです…」
李兎はフラスコの中身を今度は試験官に移し替えながら少し前に聞いたと言う白沢の話しを始めた。
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