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4.
「……てっ…てってってっ…寺本さん!」
冬休み最後のマネージャー業を終えた佐藤が禄助と一緒に、まだ体育館に残って柔軟体操をしていた寺本達のところへ緊張のあまりロボットのようにカチコチしながらやって来た。まぁ禄助は緊張なんてこれっぽっちもしてなかったが。
「あっ、ノノちゃん!お疲れ!あっれ、萩野君も……なに、2人してどうしたの?うちらに何かよう?」
「あっ…あのね……あのっ、その……」
謝ってくれ!だなんて大声で頼む勇気がなかなか出ず心臓をばくばくさせている佐藤を寺本達はよく分からない様子で不思議そうに見ていた。
「あっ、あのですねっ!えっとですね!…ですね!…です……」
「お前何言ってんだ?」
「じゃあロクちゃんが言ってよ!」
「亡くなった白沢さんに謝れって言いに来たのよ!」
佐藤達の後ろからヤス子と李兎と天野がやって来た。
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