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異動してから、告白すると言っていた。同じ部だとフラれると年上だし恥ずかしいと言っていて、かわいかった。
私はしょっちゅう相川君とふたりで飲みに行っていたが、喧嘩はするし、そういう雰囲気ではない。
私はトイレで北野さんに相川君が来たことを話した。彼女は綺麗に化粧を直して出て行った。
「部長、北野さん二部へお父様がいらしているそうで、そちらに行きました」
部長が戻ってきて、報告に行った。
「またかい?一体何なんだろうね。家でも会えているだろうに、本当に……」
「まあ、いいんじゃないですか?」
「悪いね、川村さん。本当に君だから何とかなっているんだよ。仕事が倍になってしまって済まない」
結局、二人分の仕事をしていることを言っているのだ。本当なら北野さんの仕事を自分でやったほうが早い。
二重チェックで間違いを指摘し、やり直しをさせてまたチェック。とにかく手間がかかり、大変なのだ。
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