山と歌

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 山の麓の子どもたちは、山の気高さを仰いで校歌を歌う。  学年に応じて、日帰りの遠足で峠まで行くこともあれば、合宿して山に登ることもある。  声がこだまするほどの静けさ、深呼吸したくなるような森林浴。  声を出して歩くのは、熊よけのためだろうか。  合宿でキャンプファイヤーを囲んで歌うのも懐かしい思い出になる。  そのような子どもの頃の思い出が心に沁みて歌になる。  やまとうた 森にも野にも ひびかせて   水がかなでる 琴となりけり
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