第5話 友の変容

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 再び応接に戻った俺に、スティーブンス氏は何とも言えない表情を向けてきた。 「ともかく、彼が言ったことをそのまま伝えてもいいでしょうか。辞めてもいい、と言ってましたが……」 「息子が迷惑をかけるね。ああ、それと奥さんに、ドリーのところに顔を出してやってもらえないか頼みたいんだが」 「シェリーに?」 「数少ない友達だったからね」
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