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「凛桜、おいで」
一樹はそっと凛桜をベッドに横たえると優しくキスをした。
一樹も凛桜に出会っていろいろと変わった。凛桜に出会う前の自分は、未来が見えなくいつも漠然としていた。人生の目的さえもよくわからなかった。
でも、今は違う。一樹の未来は凛桜と共にある。彼女と一緒に生きていくという目的がある。
「ん……」
凛桜は一樹の首にしがみつきながらキスに応えた。鼻から抜けるような甘い吐息と、いつもの優しい彼女の香りに加えて漂ってくる官能的な香りが、一気に一樹の欲情を煽る。
深いキスを繰り返しながら、一樹は凛桜が着ているサテンのローブの紐を引っ張った。
すると、まるで純白のウエディングドレスのような美しいレースでできたベビードールが姿を現す。レースは薄くて繊細で、凛桜の白く滑らかな素肌が透けて見える。
「凛桜……すごく綺麗だ……」
一樹は思わずため息のような声を漏らした。
実用性の全くないデザイン重視の下着は、凛桜の魅力を最大限に引き出していて、とても扇情的だ。
ベッドサイドランプの淡い光に照らされる白く滑らかで美しい肌、形のいい乳房に透けて見える淡い桃色の胸の頂きや股のラインと、その妖艶さに思わず息を呑む。
「……もしかして、今日これを買いに行ったのか?」
一樹の言葉に、彼女は恥ずかしそうに顔を赤くさせながらも小さく頷いた。
いつも自分を喜ばせようと色々と尽くしてくれる凛桜は健気で可愛い。
これほどまでに心を満たしてくれるものがこの世に存在するのかと思うと信じられないほどの幸福感で胸がいっぱいになってくる。
「脱がせるのが勿体ないな……」
一樹はすでに硬く尖った胸の頂をレース越し口に含んでそれを甘噛みしたり転がしたりした。すると彼女は悩ましげに眉根を寄せながら、もじもじと脚を擦り合わせる。
両膝を立たせて、さらけ出された秘部を覗き込めば、そこは一樹を受け入れようとすでに滑ついている。
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