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と書かれた段ボールが貼りつけられていたから。
結局どのコーナーの彼女たちも、表情、ポーズこそ違え、すべて同じ女性だった。
お代は……。悩んだ。
黒幕の向うにおそらくいる小屋のスタッフに見られるのは、恥ずかしかった。なにしろ制服姿の女子高生。そして上気しているであろう面も、隠せないのではないか……。
でも―――一度逢うだけの人だし、顔は伏せていれば……。
自らにかけたけど、それでも出口への足はどうしても動かず……。
だから、
御出口は此の裏―――。
のあとの、
―――御気に召さなかった場合は、そのまま入口より御帰り下さい。
の言葉に、結果、甘えさせてもらった。
そうそうに湿ったスカートの下は、最後のふたりを見る以前から大部分を浸潤させていた。かといって、替えを持ってきているわけでもない。
家までの不快感は我慢するしかなかった。
自室の鍵をかけると、右手はすぐに、粘液まみれの茂みをかきわけた。『つり橋』をまねた形で―――。
途端、
「アアァ!」
ビクンッと半身が反ると同時に、思わず声を洩らした。
いつもより、遥かに大きな快感。
咄嗟に、脱ぎ捨てた下着をまるめて咥えた。
“このとき”の習慣だから、ためらいなどあるはずもない。
すっかり重さを持っていた綿製は、鼻孔を普段よりも濃厚な汗臭と淫臭で衝き、やはり高密度の、しょっぱさ、酸っぱさのエキスで、口内を襲った。
わたし……こんな臭い……こんな不味い……。
はじめて経験する臭気と味のもたらす羞恥が、興奮に拍車をかけた。
二指を内部に侵入させた。
下着は、うまいことあえぎをこもらせる。
内壁をゆっくりとさすった。
“オオオォ……!”
今わたし、彼女たちと同じように、快楽に歪んだ顔をしているの……?
口のつめ物を噛み締めながら思うと、手の動きは自ずと速度を増した。
荒い息遣いと、両の足の間が立てる淫らな音の競演が、躰をさらにうねらせた。
合体した彼女たち……いったいなにでつながっていたんだろう……。
快楽で霞む脳内が、それでも想像をわかせると、普段の人差し指と中指に、薬指が添えられた。
“ハアアアァ……”
裂けるぅ……! でもいいのぉ……!
痛みもが昂揚を後押しし、虐げは続いた。
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